治療とリラクゼーション

2024年12月28日 19:23
カテゴリ: 仕事について

鍼灸師として再スタートした今年、本当に冷や汗を沢山かいた一年でした‼️
たぶんバスタブ🛀分くらいの冷や汗が出たのではないかと思ってます😅💦

もちろん学校の授業で実技はほぼ毎日ありましたが、代金をいただきお客様を治療するのとは全く違います。

最初の数ヶ月は新規の患者さんがいらっしゃる時は、内心
(治せなかったらどうしよう〜💦)
(小顔にならなかったらどうしよう〜💦)
とドキドキバクバクしていました。
お陰様で今はだいぶ慣れてきました😊👌

また、当初悩んだのが「治療とリラクゼーションが両立しない場合」です。

というのは、鍼灸師になる前はアロマトリートメントやフェイシャルエステで緊張した筋肉や心を緩め、リラックスしていただく、いわゆる「リラクゼーション施術」をしてきました。

自律神経でいえば「リラックス=副交感神経が優位になる」施術です。

ですが治療となると、「副交感神経を優位にしてはいけない場合」もあるのです。

特に、各種アレルギー(くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、花粉症、痒み、アトピー、じんましん、喘息など)、生理痛、リウマチ、バネ指…は副交感神経が優位になり過ぎて起こるといわれています。

例えば、
「昼間(交感神経が優位な時)は痒みが気にならないのに、家でお風呂に入り、ゆっくりして寝る頃(副交感神経が優位な時)になると体が痒くて仕方ない。でも仕事で疲れているからアロマトリートメントで疲れを癒したい」

お客様の悩みは体の「痒み」と「疲れ」
どちらも解決してあげたいのは山々ですが
痒みを治療するなら副交感神経を抑制してあげなければいけない=リラックスは後回し、になります。

この時、私は治療家としてではなく、ただお客様の希望を聞いてしまい、2回程来ていただきましたが結局痒みは治りませんでした。後になって失敗だったなぁ…と反省しました。

私は痒みを改善する治療に専念し、疲れはご自身で軽い運動やストレッチ等をしてもらう、または別のリラクゼーションサロンやもみほぐし等のお店を利用してもらうというのがベストだったかな、と思います。

(もちろんリラックスしてもらう施術で良い場合もあります👌)

この時のお客様には大変申し訳ないことをしてしまいましたが、私にとっては非常に勉強になった経験でした。

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